プログラミングの始め方 その1

変数とは何かを知ろう

説明

記念すべき第一回目の授業を始めましょう。

その前にプログラムを書いて実行するための準備が必要です。
まだ終わっていない方は、以下のページを見ながら、ご自分のコンピューターで準備を進めてください。

セットアップページへ

次に、課題をダウンロードしてください。

課題のダウンロード
(リンクをクリックすると、Githubデスクトップというアプリケーションが起動して、任意の場所にダウンロード(クローン)出来ます)

さて、ここまでは大丈夫でしょうか。

これをVisual Studio Code(以下、VSCode)で表示してください。
「ファイル」メニューの「開く」をクリックし、ダウンロードしたフォルダを選択してください。

プログラムの細かい内容は、まだ理解出来なくても当然です。問題ありません。

これ以降は、自分のパソコンのVSCodeと、このページの解説を交互に見ながら読み進めてください。

これは足し算の結果を表示するプログラムで、以下のように実行します。
VSCodeで「ターミナル」メニューから「新しいターミナル」を開いて、以下のように入力してください。

bash calc.sh
ターミナル

最後はエンターキーを入力してください。

画面には、

答えは3です。
ターミナル

と表示されますね。

課題

それでは、「calc.sh」のプログラムを書き換えてみましょう。
2行目を以下のように書き換えます。

変更前

b=2
bash

変更後

b=好きな数字
bash

保存して、もう一度実行してみてください。

bash calc.sh
ターミナル

変更した数値にプラス1した答えが表示されましたよね。
それでは、なぜ答えが変わったのでしょうか?

「b」はプログラミング用語で変数と言います。
「a」や「answer」も変数です。
変数には好きなもの(ここでは数字)を保存しておいて、プログラムの中でそれを使うことが出来ます。
また、変数には好きな名前をつけることが出来ます。
このプログラムでは「a」「b」という変数ですが「x」や「y」という名前に変更しても、正しく動くんですよ。

それでは以下のように書き換えてみましょう。

変更前

a=1
b=2
answer=$(( $a + $b ))
bash

変更後

x=1
y=2
answer=$(( $x + $y ))
bash

また、保存して実行してみてください。

プログラムの中で意味があるのは、あくまでも変数の中に保存された値であることが理解できたでしょうか?

さて、足し算だけではつまらないので、今度は引き算に変えてみましょう。

変更前

answer=$(( $x + $y ))
bash

変更後

answer=$(( $x - $y ))
bash

x-y の答えが正しく値が表示されたでしょうか。

答え合わせ

おめでとうございます。
第一回目の授業はここで終了です。
参考のため、こちらのリンクから、この授業で修正をしたプログラムの例を見ることができます。
今回の授業では変数というキーワードを何となく理解できたでしょうか。
まだ余裕がある方は、応用課題にチャレンジしてみてください。